結束バンドはケーブルを束ねる時に使いますが、使う場所や環境、また束ねるケーブルの本数や太さなどにより素材や長さなど様々な種類の結束バンドが販売されています。雨風や紫外線など天気に左右されない対候性のあるものや高温にも耐えられるもの、薬品などにも耐えられるものなどあり、使う用途や状況によって結束バンドのタイプも選ぶ必要があります。ソーラーを施工するときに使う場合は、雨風にさらされたり太陽光パネルが高温になっても耐えられる対候性の高いものを選ぶ必要があります。それに太陽光パネル架台で長期間にわたって使用されるものなので、耐久性の高いものを選ぶことが大切です。
海が近い地域や融雪剤を使用することが多い寒冷地だと、塩害に対する対策も必要になってきます。そのためソーラーの施工に適した結束バンドは、対候性と耐久性に優れ、塩害にも強いタイプのものとなります。素材としてはナイロン11かナイロン12が使われたものが良いでしょう。ナイロン11も12も耐熱性や耐薬品性に優れ、吸水性が低いので寸法が変わったり機能性が薄れるという可能性も低いです。
しかしナイロン11はコンパクトで強固な結晶構造をしていますが、12の方は結晶構造が大きいという違いがあります。結晶構造の違いによって11の方が融点が高くて衝撃や屈曲に強く、12の方は強度や靭性、耐摩耗性に優れ柔軟性もあるなどそれぞれ特長を持ちます。これらの特長はどちらもソーラーに適しているといえます。
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