ケーブルの耐候性について

今や通信用ばかりでなく電気関係やその他いろいろな方面でケーブルが使用されていて、日常生活になくてはならないものになっています。それが一旦壊れてしまうと生活に支障をきたし、混乱を招きかねません。ケーブルを室内で使用する時はさほど問題がないのですが、屋外で使う時は注意しなくてはなりません。その理由は、それが紫外線にさらされてしまうと劣化がひどく促進されて、ひび割れや切断が起こってしまう可能性があります。

特にポリエステルのものは劣化のスピードが速く、蛍光灯の光が当たっても影響が出るので、注意してください。そこで、壊れにくい耐候性があるケーブルを使用する必要があります。耐候性が必要な場所では、ゴムキャブタイヤケーブルのものが適していて、2PNCTや3PNCTなどを使うとよいでしょう。耐候性に高めるためにポリエステルの線にカーボンブラックを加えることで、線が壊れにくくなります。

黒色以外の色は耐候性が劣るのでテープは黒色のものを使うことをお勧めします。ポリエステルの材質のものは有毒ガスが発生することがあり、難燃性も悪いので気をつけてください。コスト的には安く仕上げることができるのがメリットです。テフロン材質のものも耐候性に優れています。

それは温度の使用範囲が幅広く、難燃性があり、機械的強度も強く有毒ガスも発生しませんが、コストが高いのが悩みです。どの材質も一長一短なので、予算や使う場所を考慮に入れて商品を選ぶようにしたいものです。