lanケーブルのスタンダードタイプ

lanケーブルのスタンダードタイプと言えるものは、直径5.6mmのケーブルで古くから使用されている形状と言えます。ケーブルが太いため曲げにくく、レイアウト重視の場合では使用できないことも考えられます。ただし、この太さは安定した性能を維持するために役立っています。形状として無理のないものとなっていて、信頼性が高いことが特徴だと言えます。

また、電気的特性にも優れているという特徴もあります。長距離伝送が必要な場合は、スタンダードタイプを選択するのが無難です。また、サーバーなどの高速通信を実現するケースでも、スタンダードタイプが使用されていることが多いです。lanケーブルの形状としては、その他にもいくつかあります。

まず、直径がスタンダードの3分の2程度である直径3.8mmのスリムタイプがあげられます。特徴はやはりケーブルの細さと言え、ケーブル自体が柔らかく曲げやすくなっています。そのため、レイアウト重視の場合はとても重宝します。他にもフラットタイプという平たい形状のものがあります。

薄いことが特徴で、その薄さは1.4mmという驚きの数値です。この薄さを生かし、床に這わせたレイアウトの時に良く利用されます。ただし、スリムタイプやフラットタイプはlanケーブルとしての性能は、スタンダードタイプより劣ってしまうことは否めません。引っ張り強度や耐ノイズ性能は、無理をした形状であるが故に劣ってしまうのです。