インターネット接続をするには必ず、モデムと各情報端末を接続しなくてはいけません。その接続時に使用するアイテムがlanケーブルで、1998年にオーストラリアのiT企業が開発しました。今では世界標準規格となっており、日本で販売されているケーブルも世界各国で使用することができます。lanケーブルは開発当初から今日に至るまで基本的な構造は変わっておらず、グラスファイバーを用いた光の乱反射でデータ通信をおこなっているのが特徴です。
現在主流の高速光回線は最大速度が10Gbpsとなっており、2時間の映画でもわずか10秒でダウンロードできるほどの速度となっています。この高速光回線の場合、BASE16という規格のlanケーブルを使用しないと十分な速度でインターネット接続ができないので注意をしましょう。2020年9月時点で、計10種類のlanケーブルが販売されています。このうち光回線向けのものがBASE10以上の5種類で、100Mbpsから最大で10Gbpsに対応します。
先述したようにケーブル自体の構造は一切変更されていませんが、光の乱反射率を変更したことで高速通信にも対応できるものになっているのが特徴です。BASE16の製品はもともとはIoT通信用に開発販売されましたが、現在はeスポーツやストリーミング配信をおこなうパソコン向けにもなりました。映画館でも使用されており、タイムラグが発生することもありません。
コメントする