丸札の形状や用途、結び方による違いは

丸札は別名を「線名札」といい、ケーブルを識別するために使う札のことです。この札に、必要な情報である機器番号・機器名・施工日などを記入して用います。サイズは15~35㎜のものが出回っていて、紐が付いているものがほとんどです。形は丸いもの・楕円形・四角いもの、色も白を基本に、赤や青・黄色などとバリエーションに富んでいます。

材質には強硬ファイバーのものが多く、記入しやすく軽量で強靭なのが特徴です。使用方法もはっきりとした決まりもなく、電気工事などの現場では作業効率を良くするために用いられています。丸札の結び方は大きく分けて3種類あり、まずは一度締めてもゆるめることが可能なものです。この方法の良い点は、札からケーブルまでの長さを揃えることができる点で、その代わり結ぶ際の作業が細かくて大変になります。

次に、一度締めたら取り外せないようにする結び方で、これも札からケーブルまでの長さが統一できる点がメリットです。そして最後に、締めた後に札を外すことができる結び方ですが、メリットは取付け時の作業が楽であること、デメリットは口径によって札までの長さが揃わずバラバラになってしまう点にあります。購入方法は、工具の専門店やホームセンターなどの他、インターネット通販などでも扱われていますので楽に入手できます。一般家庭でもPC周辺の配線などの目印に丸札を使う人もいて、需要があることから近年では100円ショップなどに小ロットで置かれていることもあるようです。

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