沿岸部の塩害と結束バンドの劣化

海に近い場所は、潮風により金属腐食が生じることが多い、洗濯物を干していると潮風で磯特有の匂いが付いてしまったり、洗濯物がなんとなくべとべとするような感覚に陥ることもあります。潮風による害のことを塩害と呼びますが、沿岸部にお住いの場合は金属だけでなく結束バンドへのダメージが起きることがあるなどを把握しておくと安心です。結束バンドと塩害、この2つのキーワードからイメージできるものというと太陽光発電システムではないでしょうか。屋根の上に設置してあるソーラーパネルは電力を供給する目的でケーブルが接続してあって、屋根の上にケーブルを引き回す際に結束バンドを使い、まとめるときに利用したり屋根に取り付けた架台に結びつける際に利用することが多いものです。

塩害は金属以外にも樹脂やゴムなどにも劣化を生じさせる可能性があるものですから、長期間メンテナンスをせずにいるとケーブルを止めている結束バンドが切れてしまっていたり、ケーブルを束ねている部分で強く締まりすぎてしまうなども決してゼロではありません。塩害に強い素材はナイロン66と呼ぶもの、沿岸部で太陽光発電設備を導入したり結束バンドを交換するときにはナイロン66素材で出来ているものを使うのがおすすめです。なお、ナイロン66は屋外で使う場合、断熱性がとても高い素材ですから太陽熱による劣化や紫外線による変色および変形などのリスクを最小限に抑えてくれる、強い味方といえましょう。

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